「ハラハラ、ドキドキするような、極上のサスペンス小説はないかな?」
「背伸びして、難しい洋書に挑戦してみようかな?」
この記事は、ミステリー・サスペンス好きの人や、難しい洋書に挑戦してみたいと考えている人向けに書いています。
こんばんは、カミさんと子供たちに「これ以上、洋書は増やすな(怒)」と言われているのに、「洋書セール」という悪魔の誘惑にいつも打ち勝つことができないjoker-tです。
洋書多読をしていると、自分の好きなジャンルをもっと読んでみたくなったり、自分の英語力を超えた作品にも挑戦してみたくなることってありますよね。
そこで今日は、世界中で大流行した「ダ・ヴィンチ・コード」の前作にあたるサスペンス小説「Angels & Demons」についてみなさんにご紹介いたします。
「Angels & Demons」の概要
「Angels & Demons」は、「ダ・ヴィンチ・コード」で有名な小説家「ダン・ブラウン」が書いたサスペンス小説です。
冒頭にも書きましたが、この「Angels & Demons」は「ダ・ヴィンチ・コード」の前の作品であり、「ロバート・ラングドン」シリーズの第1作目にあたります。
物語は、ある物理学者が殺害されるところから始まります。
場面は変わり、ハーバード大学宗教象徴学教授の「ロバート・ラングドン」は、悪夢から目覚めるとベッドサイドの電話が鳴っていることに気づき、ぼうっとしたまま受話器を取ります。
それが、これから自分が巻き込まれていく事件の始まりを告げる電話であるとはつゆも知らずに・・・。
ジャンル:サスペンス小説(映画)
主人公:ハーバード大学宗教象徴学教授「ロバート・ラングドン」
一言でいうと:難しいが挑戦しがいのある1冊
イタリア語と専門用語が盛りだくさんの難しい英語
「Angels & Demons」では英語だけではなく、舞台がイタリアのローマ、バチカン市国であるためイタリア語も登場します。
また、「Angels & Demons」が宗教と科学をテーマとしているため、それらの専門用語がバンバン出てきますし、歴史的建造物や美術品などの様式美を表す表現も出てきます。
そのためしっかり内容を理解したい場合は、辞書(かなり引くことにあるので電子辞書がおすすめ)が必需品です。
また、活字だけではイメージできない表現をgoogle画像検索で確認したり、イタリア語の意味を確認するためにパソコンやスマホを用意することも必要です。
活字だけでは発音が困難なイタリア語や難解な専門用語の発音を確認することができるAudiobookもかなり聴きやすくお勧めですが、内容をしっかり理解できるにはかなりの英語力が必要となります。
映画「天使と悪魔」でイメージを強化
そんな難しい洋書「Angels & Demons」ですが、オッチャンが大好きな俳優「トム・ハンクス」主演で映画化されています。
映画好きの方は「『ダ・ヴィンチ・コード』の方が『天使と悪魔』よりも前に上映されてなかったっけ?」と思うことでしょう。
そうなんです。映画は原作と順番が逆転しているのです。
その結果、映画では時系列が入れ替えられ、原作と違った部分もかなりあります。
そうは言っても、歴史的建造物や美術品がどんなものなのかを、映像として確認することができ、エンターテイメント作品としても1級品のため映画もお勧めです!
まとめ
「Angels & Demons」は、洋書、翻訳本ともに建造物や美術品などの写真が掲載されている「ヴィジュアル愛蔵版」というバージョンも発売されています。
もしかしたら、この本を読む一番良い方法は、翻訳された「ヴィジュアル愛蔵版」を使って以下の記事でご紹介した「読解力向上方法」を行うことかもしれません。
ただし、出版されてからかなり経っているため、kindle本以外の版を入手することは非常に困難です。
難しさばかり強調してしまいましたが、「Angels & Demons」はそんな難しさなんて感じさせないほどページをめくる手が止まらなくなる面白い作品です。
活字と映像の両方を活用して、是非この極上のサスペンス「Angels & Demons」に挑戦し、その面白さを堪能してみてください。
洋書↓
映画↓
翻訳された「ヴィジュアル愛蔵版」↓
・「Angels & Demons」は、「ダン・ブラウン」が書いたサスペンス小説「ロバート・ラングドン」シリーズの第1作目。
・「Angels & Demons」では宗教、科学等の専門的な英語表現だけではなく、イタリア語も出てくる。
・「Angels & Demons」は、「トム・ハンクス」主演で映画化されている。
・「Angels & Demons」を読む一番良い方法は、翻訳された「ヴィジュアル愛蔵版」を使って読むことかも。