「英語学習の計画も組み直したし、オンライン英会話運営会社も決めたぞ!」
「必要な機材もそろえたけど、どんな教材や講師を選べばいいのかな?」
この記事は、そんな「オンライン英会話」で使用する教材と講師を選びたい人向けに書いています。
こんにちは、平日は朝食をとらず、週末だけは朝食を外でとるという謎習慣がすっかりお気に入りになったjoker-tです。
オンライン英会話運営会社のサイトで教材や講師を見ていると、「どうやって良い教材や講師を選べばいいんだ?」と思うことってありますよね。
そこで今日は、「オンライン英会話」で使用するおすすめ教材と講師の選び方についてみなさんにご紹介いたします。
まだ「オンライン英会話」を始める準備が整っていない方は、こちらの記事からどうぞ。
オンライン英会話で使うおすすめ教材
「オンライン英会話」を始める準備が整ったら、レッスンで使用する教材を探しましょう。
「えっ? オンライン英会話運営会社で提供している教材を使えばいいんじゃないの?」
確かに、各オンライン英会話運営会社で多くの教材を用意していますし、何もしなくても講師からレッスンの最初にチャットで教材のリンクが送られてきます。
しかし、「オンライン英会話」のレッスンをより「効果的」なものにするには、受講する自分たちが「積極的にレッスンをデザインし、主導権を取る」ようにすることが重要です。
そのため、事前に「自分でレッスンに使いたい教材を探しておくこと」が大切となります。
1番のおすすめ教材は「ディスカッション系」
「オンライン英会話」で1番おすすめする教材は、講師とディスカッションができる教材です。
具体的には、オンライン英会話運営会社が提供している「ニュース教材」や、「英検1級二次試験のトピック」などです。
どちらも「自分の意見を英語で話す」ことが必要となるため、スピーキングのトレーニングにはもってこいの教材となります。
講師とのディスカッションを通じて、「言いたいことが口から出てこない=自分の弱点」を知ることができまた、「外国人講師の意見」に触れることによりグローバルな視点も身に付けることができます。
おすすめニュース教材サイト
どのサイトのニュース教材も無料で利用することが可能なので、組み直した英語学習計画と自分のレベルに合わせて選ぶようにしましょう。
サイト名(リンク先) | 特徴 |
DMM英会話 DAILY NEWS | 記事がレベル別に分かれており、日本語に翻訳するボタンが用意されている |
Weblio英会話 Weblio Weekly | 各記事ごとに3つのレベルが用意されている |
レアジョブ英会話 Daily News Article | 記事のレベル分けはないが、音声が用意されている |
世界へ発信!ニュースで英語術 ↑ (2020年8月9日追記)残念ながらページがなくなってしまいました。 | ディスカッションのための例文はないが、動画、2つのスピードの音声、日本語訳が用意されている |
英検1級二次試験のトピックサイト
英検1級二次試験を控えている方は、「オンライン英会話」を使って試験対策を行いましょう。
サイト名(リンク先) | 特徴 |
English Navi | 英検1級二次試験のトピックだけでなく、IELTSなどの他の試験の攻略法や、留学に関する記事も用意されている |
目指せ英検1級! 二次スピーチ対策 | 英検1級二次試験のトピックだけでなく、スピーチの作り方から合格体験記まで、二次試験に特化した内容が用意されている |
アメリカ人講師であれば「American Accent Training」で発音強化
もし、講師がアメリカ人であれば、「American Accent Training」を使ったアメリカ英語のレッスンをお願いしてみましょう。
ただし、アメリカ英語のレッスンだけではスピーキングのトレーニングにはならないので、ディスカッション教材を使ったレッスンが始まる前とか、アメリカ英語のレッスンは週1回にするなど工夫が必要です。
「英検過去問」、「Grammar in Use」の教材としての利用は正直微妙
「英検過去問」や「Grammar in Use」を「オンライン英会話」の教材として利用するのは正直微妙です。
「英検過去問」や「Grammar in Use」を解いていて、わからなかった問題や英文法などを講師に聞くのは良いです。
しかし、1回のレッスンがたった25分(開始直後のあいさつやアイスブレーク、終了間近のフィードバックなんかを差し引くとそれ以下の時間!)しかない中で、「英検過去問」や「Grammar in Use」の問題を解くのであれば、それは非常にもったいないことです。
特に、英語学習計画の組み直しで、「『オンライン英会話』をスピーキングトレーニングのみに使うとした場合」の方は、「一億人の英文法」をもう一度読んでみるとか、「英語が詳しい日本人」に聞くなどした方がはるかに効率的です。
「瞬間英作文」、「リスニング系」の教材は自習で
「瞬間英作文」、「リスニング系」の教材の利用は前述した「英検過去問」や「Grammar in Use」の利用よりもはるかにもったいないです。
そもそも「オンライン英会話」を利用する目的は、「スピーキングのトレーニングを行うこと」なので、講師がいなくてもできる「瞬間英作文」、「リスニング系」の教材は自習で使ってください。
ニュース教材の使用上の注意
ニュース教材を使う場合は「事前にニュース記事を読んでおく」と効率的です。
ニュース教材を使ったレッスンは、「記事に使われているボキャブラリーの確認」から始まり、次に「ニュース記事の音読」、最後に講師との「記事の内容の確認とディスカッション」で終わります。
この「ニュース記事の音読」がクセモノで、初見の英文の内容を「音読」しながら一発理解するのは非常にハードルが高いのです。
オッチャンは最初、レッスンの際に講師がチャットで送ってくれるニュース教材を使っていましたが、初見の英文の内容を音読しながら一回で理解することができず、「黙読でもう1度読みたい」と講師にお願いし、再度ニュース教材を読んでいました。
これではスピーキングのトレーニングなんてほとんどできませんし、非常に時間がもったいないです。
ですから、慣れないうちは、レッスン前に「記事に使われているボキャブラリーの確認」と「ニュース教材の記事の確認」をしておき、講師との「記事の内容の確認とディスカッション」に時間を使えるようにしておくことが重要です。
また、難しすぎるニュース教材も禁物です。
「『オンライン英会話』を英語学習のメインにすえた」方であれば良いのですが、それ以外の方は内容を理解するための「精読」に時間を要すことになりますので、他の英語学習に影響が出てきてしまいます。
失敗しない講師の選び方
「オンライン英会話」のレッスンをより「効果的」なものにするには、「講師選び」も重要な要素となります。
「この人カッコいい(カワイイ)な
」、「この講師と話してみたいな」といった選び方もありですが、スピーキングのトレーニングにならなければ意味がありません。ですので講師を選ぶ際は、以下の基準を満たした講師から選ぶようにしましょう。
- 講師歴が3年以上ある
- 講師に対する評価やコメントが、ポジティブな内容が多い
(運営会社のコメントが良ければなお良し!) - ほぼ毎日、レッスンを行っている
この基準を満たした講師を、まずは5人ほどピックアップします。
なぜなら、講師は3人くらいのローテーションでレッスンを行った方が、色々な「発声」を聴くことができるだけでなく、「慣れによる様々な弊害」を抑えることができるからです。
「慣れによる様々な弊害」は何かというと、例えばずっと一人の講師で行っていると、
- その講師の「発声」では聴き取れても他の「発声」では聴き取れない
- なあなあの関係になってしまい講師が間違いを指摘しない
- 講師が楽できるような雑なレッスンを行う
などがあげられます。
長く続けると人情もわいてきますが、講師に「他の講師のレッスンも受けている」ということを匂わせ、講師の「私の方が良いレッスンをする」という競争心をかきたてるということも時には必要になります。
最後に、これはレッスンが始まってわかることですが、「オンライン英会話」を始めたばかりの方は、「いちいち間違えを指摘する講師」よりも「間違いがあったとしても生徒にたくさん話させる講師」を選んでください。
「間違えがある度に会話を止め指摘する」レッスンは、ある程度「オンライン英会話」に慣れた方であれば非常にありがたいレッスンですが、「オンライン英会話」を始めたばかりの方は心が折れます。
ですから、「間違いがあったとしても生徒にたくさん話させる講師」もしくは、「レッスン中は間違えをさらっと指摘し、振り返りのチャットでしっかり指導してくれる講師」をピックアップした5人の候補から3人選んでください。
なお、「講師ばかり話すレッスンを行う講師」は、言語道断ですからね。
まとめ
ご紹介した音声がついている「ニュース教材」は、「オンライン英会話」だけでなくディクテーションなど他の英語学習にも使うことができます。
なお、講師選びでは記事に書いたようなことも重要ですが、人間同志合う合わないはあるので「フィーリングが合う講師を選ぶ」ということも重要です。
繰り返しになりますが、「オンライン英会話」のレッスンをより「効果的」なものにするには、受講する自分たちが「積極的にレッスンをデザインし、主導権を取る」ようにすることが重要です。
・「オンライン英会話」で1番おすすめする教材は、講師とディスカッションができる教材。
・「ニュース教材」の使用に慣れないうちは、レッスン前に「記事に使われているボキャブラリーの確認」と「ニュース教材の記事の確認」をしておく。
・講師選びのポイントは「講師歴が3年以上ある」「講師に対する評価やコメントが、ポジティブな内容が多い」「ほぼ毎日、レッスンを行っている」講師を選ぶこと。
・実際にレッスンを受け「間違いがあったとしても生徒にたくさん話させる講師」もしくは、「レッスン中は間違えをさらっと指摘し、振り返りのチャットでしっかり指導してくれる講師」を選ぶ。
・フィーリングが合う講師を選ぶことも重要。
・「オンライン英会話」のレッスンをより「効果的」なものにするには、受講する自分たちが「積極的にレッスンをデザインし、主導権を取る」ようにすることが重要。