「『Grammar in Use』で英文法を勉強したけれど、正しく理解できたのかな?」
「文法書の通読が良いって聞いたことあるけど、なんか大変そう。」
この記事は、そんな「Grammar in Use」を使っているけれど理解に自信のない人や、文法書の通読に興味がある人向けに書いています。
おはようございます、昨日電車の中で洋書を読みながら「オッチャン、イケてるだろう」っと周りを見回しましたが、誰もそんな目で見ていないことに気づいたjoker-tです。
あんなに嫌いだった英文法が「Grammar in Use」で好きになってきたけれど、「正しく理解できているのかな」って不安になることってありますよね。
そこで今日は、話すために書かれた文法書「一億人の英文法」の通読について、みなさんにご紹介いたします。
なぜ文法書を読むのか
「でも、オッチャン。 『Grammar in Use』で英文法を勉強しているのに、何で今さら日本語で書かれた文法書を読む必要があるの?」
最初、オッチャンもそう思っていました。
でも、独学でやり直し英語をやっていると、たまに「この理解であってるのかな?」と、思う瞬間に出くわします。
それが、英語だけで書かれた「Grammar in Use」だとなおさらです。
オッチャンは、少し英文法の勉強に行きづまり、ネットで英語の勉強法を調べていた時、「英語上達完全マップを10ヶ月やってみた」というサイトを発見しました。
このサイトの管理人の「かこちゃん」さんは、たった10ヵ月の英語学習でTOEIC890点を取得し、その後、英検1級、通訳案内士、MBAを取得したものすごい方です(オッチャンは勝手に、「アネさん」と呼んでいます。)。
「英語上達完全マップを10ヶ月やってみた」の文法の項目を見た時オッチャンは、「文法書を3回通読した。先に通読したほうが効率が良かった。」という記載に目がとまりました。
この記載に救いを見出したオッチャンは、再びネット検索と本屋めぐりを行い、今回ご紹介する「一億人の英文法」にたどり着くことができました。
一億人の英文法とは
「一億人の英文法」は、大西泰斗さんとポール・マクベイさんによって書かれた、文法書です。
本屋で大学受験の英語コーナーに行くと、緑の表紙の「Evergreen」という文法書に対抗するかのように隣に陳列してある本を見たことがあるのではないでしょうか?
そうです、あの「赤いアイツ」です。 ←赤い彗星のシ〇アみたい。
そのコンセプトは、「話すための文法書」ということで、3つの大きな特徴があります。
文法用語があまり出てこない
以前「Grammar in Use」の記事でも書きましたが、オッチャンは文法用語を見るとムシズがはしってしまうんですよね。
その点、この「一億人の英文法」は、「Grammar in Use」と同様に、あまり文法用語が出てこないので、変なところに意識が持っていかれません。
索引がない
初めに「一億人の英文法」を手に取って衝撃だったのが、「索引」がないことでした。
しかしこれは、著者の大西泰斗さんとポール・マクベイさんが、「最初から順に『読む』ことを基本」とするよう、意図して書いたからです。
ただし、索引は出版元のホームページでダウンロードすることが可能ですので、通読完了後、安心して参考書として使うことができます。
イラストが多い
英英辞典の記事で書きましたが、「英語脳」を作るには、英語をイメージでとらえることが重要となります。
その点、「一億人の英文法」はイラストが多いため、文字で書かれたものよりも数段理解しやすいです。
特に前置詞の単元は必見です。
使って良かった点と通読の感想
使って良かった点は、「Grammar in Use」と親和性があるという点です。
「the」の使い方の単元を読んでいる時、「『Grammar in Use』に似ているな」と思いましたが、通読が終わり参考文献を見たところ、やはり「Grammar in Use」の記載がありました。
もちろん、文法書によって書いている「英文法の内容が違う」なんてことはありませんが、表現の仕方が同じというのは、やり直し英語を行っている学習者にとっては、理解が進む重要なポイントになります。
通読の感想ですが、イラストが多い点と、著者の大西泰斗さんの「語りかけるような記載」のおかげで、意外と苦もなく読み進めることができます。
ただし、読み方を工夫する必要があります。
いくらイラストが多いとはいっても、厚さが3~4cmもある文法書ですから、「初めから全部覚える」なんて読み方をすれば、間違いなく挫折してしまいます。
ですので、最初は「どんなことが書いてあるのかな?」くらいの気持ちでパラパラと、次にしっかり読む、最後もう一度しっかり読むというように、3回ほど読めば理解することができます。
また、通読の際にも「英文が出てきたら必ず声に出す」というのを実践してくださいね。
まとめ
オッチャンは、文法書は「Grammar in Use」と今回ご紹介した「一億人の英文法」、そしてもう1つ文法書の計3冊しか持っていません。
「瞬間英作文」で薄い文法書を使うことはありますが、英文法を調べる際には、「Grammar in Use」で調べ、その後、念のため日本語で書かれた「一億人の英文法」を見るようにしています。
英文法の知識はこの2冊さえあれば十分で、後は、今後ご紹介するもう1つの文法書と「瞬間英作文」を行えば、英文法は使えるようになります。
・「一億人の英文法」は、話すための文法書。
・「一億人の英文法」は、あまり文法用語が出てこなく、イラストが多い。
・「一億人の英文法」には索引がないが、出版元のHPでダウンロード可能。
・通読は苦もなくできるが、読み方に工夫が必要。
・通読の際にも英文が出てきたら必ず声に出すこと。