「アウトドア派の自分としては、ずっと家にいるのはストレスがたまるんだよな。」
「多読でアウトドアや冒険を体験できる良い洋書があるよ。」
この記事は、そんな少年の頃に夢に描いた「冒険の旅」が忘れられない人とか、アウトドアが好きでたまらないという人向けに書いています。
こんにちは、在宅勤務という大変な状況を「またとない機会」と考えるようにして、仕事の合間に執筆活動を行っている自称「働き者」のjoker-tです。
男性の方なら(もしかしたら女性の方もかな?)一度は「ああ、どこかに冒険に行ったり、サバイバルな生活を送ってみたいな。」と思ったことはあるのではないでしょうか。
そこで今日は、カナダの大自然での過酷なサバイバル体験を描いた洋書「Hatchet」についてみなさんにご紹介いたします。
「Hatchet」の概要
「Hatchet」は、搭乗したセスナ機が墜落してしまい、手斧だけでカナダの大自然の中で生活することを余儀なくされた13歳の少年「ブライアン」が主人公のサバイバル小説です。
サバイバル小説と書くと、「ハラハラ、ドキドキ」とページをめくる手が止まらなくなる内容が多いものの、「難しい」とか「分厚い」小説を思い浮かべがちです。
しかし、「Hatchet」は児童書であり、ページ数も160ページ(41,958語)とそんなに分厚い洋書ではありません。
さらに、「Hatchet」は以前ご紹介した「Holes」と同様、アメリカの児童文学賞である「ニューベリー賞」を受賞しており、ものすごく面白い作品になっています。
・ジャンル:サバイバル
・主人公:手斧のみで生き残らなければならなくなった13歳の少年
・一言でいうと:少年の時に描いていたサバイバルへの夢がよみがえる
課題図書であり理解度テストも利用可能
「Hatchet」はアメリカの学校の課題図書になっているらしく、「hatchet novel study questions」というワードで検索したところ、こんなページを見つけました。
サイト名 | アドレス |
Saint Catherine of Siena School | http://www.scs-school-cedargrovenj.org/wp-content/uploads/2018/07/Hatchet-8th-grade-summer-reading-project.pdf |
Rise To Reading | http://www.risetoreading.com/2013/05/19/comprehension-questions-hatchet/ |
やり直し英語で洋書を読んでいると、「本当に理解できているのかな?」って思ったりしますよね。
そんな時はこういった「理解度テスト」のようなものを利用して、自身の理解度を確認したりするもの良いかもしれません。
なお、「Rise To Reading」には「Hatchet」だけでなく、小学校3年生から高校3年生レベルの小説についての「理解度テスト」が用意されています。
そんなに難しくはない英語
そんな課題図書にもなっている「Hatchet」には、たまに分からない固有名詞も出てきますが、それ以外の出てくる英単語はそんなに難しくはないです。
また、分からない固有名詞と言っても、文脈から想像することも可能です。
少しネタバレになってしまいますが、「porcupine」という英単語が出てきた時、オッチャンはすぐには何だか分かりませんでした。
しかし、その後に「刺された」とか「とげを抜いた」という文章が続いていたので、「ヤマアラシかな?」と想像することができました。 ←「ヤマアラシ」で正解でした。イェーイ
まとめ
「Hatchet」は「Hatchet」シリーズの第1作目にあたり、シリーズは全5巻で構成されています。
「Hatchet」以外の4冊の内容についてAmazonの商品説明で確認してみたところ、主人公の「ブライアン」にはさらに色々な困難がおそってくるようです。
映画「ダイハード」のマクレーン刑事の名セリフ「どうして俺ばっかりこんな目に」が、「ブライアン」から聞こえてきそうですね。
そんな、「ブライアン」のサバイバル体験を「安全なお家の中」で読んでみてはいかがでしょうか。
・「Hatchet」は、カナダの大森林の中を手斧だけで生き抜いた少年が主人公のサバイバル小説。
・「Hatchet」はアメリカの児童文学賞である「ニューベリー賞」を受賞している面白い作品。
・「Hatchet」は英語圏の学校の課題図書で、「理解度テスト」で自身の理解度を確認することもできる。
・「Hatchet」にはたまに分からない固有名詞も出てくるが、そんなに難しくはない。