「多読をしているんだけど、何かちょっと変わった洋書ないかな?」
「ちょっと変わった少年が書いたミステリー小説があるよ!」
この記事は、そんなちょっと変わった洋書で多読をしてみたい人向けに書いています。
こんにちは、台風が近づいてきているにもかかわらず、牛丼を食べに出かけてきた炭水化物中毒のjoker-tです。
日本語の小説でもそうですが、多読用の洋書を探していると、ちょっと変わった小説に出会うことってありますよね。
そこで今日は、オッチャンが見つけたちょっと変わったミステリー小説「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」についてみなさんにご紹介いたします。
「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」の概要
「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」は、たびたび問題行動を起こす「クリストファー」という自閉症の少年が主人公の児童書です。
「オッチャンさっきミステリー小説って言ってたじゃん!」
はい。確かに言いました。
この小説は、主人公の「クリストファー」が近所の犬を殺害した犯人を捜査する、「クリストファー」の視点(1人称)で書かれたミステリー小説なのです。
「クリストファー」は色々な問題を抱えています。
例えば、「人と長い時間話せない」「黄色いもの、茶色いものが嫌い」「怒ったり混乱すると叫ぶ」などなど。
しかし、数学がとても得意で、オッチャンにはサッパリわからない難しい数学の問題「モンティ・ホール問題」についても語ることができたりします。
それではいつものとおり、ざっくり概要です。
・ジャンル:児童書(ミステリー小説)
・主人公:たびたび問題行動を起こす自閉症の少年
・世の中色んなタイプの天才がいるんだなぁ
やり直し英語にちょうど良いレベル
概要にも書きましたが、「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」は、児童書(15歳と3か月と何日かの少年が書いたミステリー小説)です。
しかし、数学が得意なので「prime number(素数)」や「cardinal number(基数)」などといった、あまりお目にかかることのない英単語がたまに出てきます。
とは言っても、英語の表現自体はそんなに複雑なものは出てこないので、やり直し英語にはちょうど良いレベルです。
ちなみに「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」のページは、「素数(※)」だけでふられています。
※素数… 2、3、5、7、11、13など、1とその数でしか割り切れない数のこと。
イギリス英語や文化も学べる
「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」は、著者がイギリス人なのでイギリス英語を学ぶことができます。
例えば、アメリカ英語ではアパートのことを「apartment」と言いますが、イギリス英語では「flat」と言います。
また、地下鉄のことをアメリカ英語では「subway」と言いますが、イギリス英語では「tube」と言います。
その他にも、「licorice laces」とか知らない英単語が出てきたりします。
辞書で調べてもサッパリわからなかったオッチャンは、最後の手段としてgoogle先生に尋ねたところ、「licorice laces」は、ひも状のキャンディーのことでした。
こういったイギリス英語やイギリスの文化を知ることができるのも、この小説をおすすめする理由の1つです。
まとめ
「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」を読む際は、より理解を深めるために、google先生聞いたり、ウィキペディアで調べたりして「背景知識」を得るようにしましょう。
実際、オッチャンはそのようにして「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」を読みました。
ちょっと変わった小説なので、この本の面白さをうまくご紹介できたのか正直不安です。
以前の記事でご紹介した「BITS」に「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」が掲載されています。
興味を持たれた方は、まずはそちらを確認してみてください。
ちょっと変わっているけど面白い洋書ですよ!
・「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」は、主人公の視点で書かれたミステリー小説。
・「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」は、やり直し英語にちょうど良いレベル。
・「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」でイギリス英語と文化が学べる。