「グレーデットリーダーを読んでいるけど、古典や映画になったものばかりだな。」
「面白いSF小説ってないのかな?」
この記事は、そんなやり直し英語で多読をしているSF小説ファンやSF小説初心者の人向けに書いています。
こんにちは、ラグビーワールドカップで日本代表が決勝トーナメント出場となり大盛り上がりの、高校時代2か月間だけラグビー部だったjoker-tです。 ←「にわか」ではないことを強調!
多読をしていると、グレーデットリーダーは古典や映画になったものばかりで、SF小説とか、オリジナリティーにあふれたものとかを読みたいと思うことってありますよね。
そこで今日は、SF小説が苦手なオッチャンでも楽しく読むことができた、ケンブリッジイングリッシュリーダーズ「Dolphin Music」についてみなさんにご紹介いたします。
ケンブリッジイングリッシュリーダーズ「Dolphin Music」の概要
ケンブリッジイングリッシュリーダーズは、オックスフォードブックワーム、マクミラン・リーダーズそしてペンギンリーダーズと並ぶ、多読をしている人には有名なグレーデットリーダーです。
その中でも、ケンブリッジイングリッシュリーダーズは、すべて書下ろしでオリジナリティーを重視しているのが「売り」なのだそうです。
ということで、今回ご紹介する「Dolphin Music」ですが、ジャンルはSF小説です。
オッチャン、イルカが大好きなので、「青い海でイルカちゃんが『キューキュー』鳴きながら、仲間たちと幸せに暮らしている物語かな?」と思って購入したのですが、まったく違いました。
それではいつものように概要から。
・ジャンル:SF小説
・主人公:管理された社会に暮らす音楽評論家の男性
・一言でいうと:実は知らないうちに、こんな世界になっているのかも
おすすめする理由
言わずもがな、「Dolphin Music」はグレーデットリーダーなので、書かれている英語は普通の洋書と比べれば簡単です。
オッチャンが「Dolphin Music」をお勧めする1番の理由は、「話の内容が面白い」からです。
オッチャンは、SF小説というと「宇宙の話」や「遠い未来の話」といったものを想像してしまい、実際に読んでみてもいまいち感情移入できなかったりしました。
しかし、「Dolphin Music」で描かれている未来は、「2051年」とちょっと先の未来でありまた、そこに描かれている内容も「現代社会でも実は起こっていることなんじゃないの?」と思わせるリアリティーさがあります。
ですから、SF小説が苦手なオッチャンが読んでも、ハラハラ、ドキドキ感情移入して読むことができましたので、SF小説初心者の方にもおすすめです。
ほんの少しだけ残念だった点
前述したとおり「Dolphin Music」は、SF小説初心者の方にもおすすめできる洋書なのですが、ほんの少しだけ残念な点があります。
それは、「Dolphin Music」がグレーデットリーダーであるが故、細かい心理描写や細かい状況説明が十分ではなくまた、どうしてもご都合主義というか、話がスムーズに展開してしまうところがあるということです。
SF小説のファンからしたら、「想像力をかき立てるには、そういうところが大事なのに!」とツッコミが入る部分なのかもしれません。
まとめ
以前の記事にも書きましたが、グレーデットリーダーは、スラスラ早く読むトレーニングに使うと良いです。
加えて、今日ご紹介した「Dolphin Music」は、今までSF小説を敬遠してきた方にとって、SF小説を好きになるきっかけとなるのではないでしょうか。
読書の秋。
ちょっと冒険して、今まで読んでこなかったジャンルに挑戦するのも良いかもしれませんね。
・「Dolphin Music」のジャンルは、SF小説。
・「Dolphin Music」は、話の内容が面白く、SF小説初心者にもおすすめ。
・今まで読んでこなかったジャンルに挑戦してみよう!