「ラグビーワールドカップで、南アフリカがイングランドを破って優勝したね!」
「24年前、南アフリカがワールドカップで初優勝した時の話知ってる?」
この記事は、そんなラグビーワールドカップですっかりラグビーの魅力に取りつかれた、やり直し英語を行っている人向けに書いています。
こんにちは、今朝あまりに寒くて早起きしてしまい、今回ご紹介する映画を鑑賞していたjoker-tです。
スポーツを観戦していると、「この強さってどこから来ているんだろう?」と疑問に思い、調べたくなることってありますよね。
そこで今回は、「ラグビーワールドカップ2019」で優勝した南アフリカのことを知ることができる映画、「インビクタス/負けざる者たち」についてみなさんにご紹介いたします。
「インビクタス/負けざる者たち」の概要
「インビクタス/負けざる者たち」は、南アフリカで開催された「ラグビーワールドカップ1995」で、南アフリカ代表が、初出場、初優勝を果たした実話を基に描かれたスポーツドラマです。
この映画の背景は、1994年に「ネルソン・マンデラ」が大統領となり、アパルトヘイトが完全に撤廃された時代となります。
しかし、アパルトヘイトが撤廃されたものの、南アフリカの白人と黒人の間には依然として対立や敵意などが残っていました。
そんな国内情勢の中、マンデラ大統領が行ったのは…。
それではいつものように概要から。
・ジャンル:スポーツドラマ
・主人公:マンデラ大統領
・一言でいうと:一人の人間の熱意と慈悲の心が世界を変えた!
歴史を変えた人々と南アフリカの強さの秘密
概要でも書きましたが「インビクタス/負けざる者たち」は、マンデラ大統領が南アフリカを変えるために、熱意と慈悲の心を持って他者を変え、そして世界を変えていった物語です。
しかし、マンデラ大統領が世界を変えるに至るまでには、マンデラ大統領に感銘を受け、自らが変わり、周りを変えていった人々がいます。
「インビクタス/負けざる者たち」では、そんな人々についても描かれています。
「マット・デイモン」演じる、南アフリカ代表チームの主将フランソワ・ピナールもその一人で、マンデラ大統領からある詩を教えてもらいます。
その詩の一節がこちら。
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.
私が我が運命の支配者
私が我が魂の指揮官なのだ
~ウィリアム・アーネスト・ヘンリー「インビクタス」より
あまり書くとネタバレになっちゃうので、もう一人だけご紹介すると、ボディーガードチームのリーダーのジェイソンもその一人です。
こうした変化の輪はどんどん広がっていき、他の南アフリカ代表チームのメンバーも、フランソワの家族も、マンデラ大統領のボディーガード達も変わり、その変化は国民全体の変化につながっていったのです。
こうした変化により築き上げられた「結束力」が、南アフリカの強さの秘密だと感じました。
意外と聴き取りやすい英語
「インビクタス/負けざる者たち」では、マンデラ大統領を「モーガン・フリーマン」が演じています。
また、前述したように、代表チームのキャプテンは、「マット・デイモン」が演じています。
二人ともアメリカ人ですが、映画の中では「南アフリカ発音」で話しています。
この記事を書くのに調べたところ、二人は「インビクタス/負けざる者たち」に出演するにあたり、「南アフリカ発音」を学んだそうです。
とは言っても、英語字幕を付けながら鑑賞した印象ですが、そんなに聴き取りづらい発音ではありませんでした。
まとめ
アパルトヘイトについては学校で習ったのと、ある洋書を読んだだけで、どれほど凄惨な状況だったのかは恥ずかしながらあまり知りません。
ですので、単に「素晴らしい映画です。」とだけご紹介するのは、いけないかなと思ってしまいました。
そうは言いつつも、本当にいい映画なので、たくさんの人に見ていただきたい作品です。
オッチャンはマンデラ大統領の自伝(洋書)も持っているので、この映画をきっかけに、そちらもしっかりと読もうと決心しました。
最後に一言。
いつの日か、オッチャンもこんな「人間」になりたいです。
ちなみにマンデラ大統領の自伝はこちら。
・「インビクタス/負けざる者たち」は、実話を基にしたスポーツドラマ。
・「インビクタス/負けざる者たち」は、マンデラ大統領が南アフリカを変えるために、熱意と慈悲に心を持って他者を変え、そして世界を変えていった物語。
・「インビクタス/負けざる者たち」では、「南アフリカ発音」で話されているが、そんなに聴き取りづらい発音ではない。
・I am the master of my fate:I am the captain of my soul.